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2025/05/16-05/23 ウズベクダンス研修@ウルゲンチ、ホレズム州 ③

  • 執筆者の写真: Yukari
    Yukari
  • 6月10日
  • 読了時間: 3分

【ウズベキスタンダンス研修③現地ダンサーの仕事「結婚式」】

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今回ラズギを教えてくださったDilnoza先生は 舞踊学院のプロのダンサーでありながら、結婚式のショーの仕事もしており、現場に同行しました。

まず午前は花婿の家へ。有名な方が来たと親族の方が喜んでいました。

(この前日に、花嫁の家へ花婿が行く儀式もあったようです)

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1部屋ダンサーの控室として用意頂きました。今回ダンサーは4名。

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子供たちが食事を運んでくれました。ホレズムのノンは薄いです。結婚式のプロフはレーズン入り。食事をとったりしながら、花嫁が車で到着するのを待ちます。

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花嫁が来ました。家の数十メートル手前で待機し、ダンサーと演奏家が盛り上げながら行進。(見づらいですが奥に車が)

ダンスと音楽は30分くらい続きました。

参列者も、踊る人が多いほど その結婚式は良いとされるそうで…私も踊りました。

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そして花嫁を迎え入れる儀式 "Kelin Salom"(花嫁の挨拶)。

親族や来賓の名前が読み上げられ、花嫁がお辞儀をします。暑い中 頭には布かぶってるし延々続くし、正直大変そうだなぁ…という感想です。

Kelin Salomの途中で着替え終わった先生達と一緒に退散しました。



夜の部は大会場での披露宴。

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ダンサーは参列者より早めに来て、夕食をとります。

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食べ終わったダンサーは控え室へ。私はゲストとして会場に残ります。

ウズベキスタンでは新郎新婦と縁のない人が飛び入りで参加することも珍しくないようです。が、若干申し訳なさも感じてしまい…

話しかけたおばあちゃん達が隣の席を勧めてくれたのでほっとしました。笑

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高砂。こちらでは新郎新婦は何も食べないそうです。

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披露宴もダンサーと演奏家が盛り上げます。

歌手も有名な方のようです。日本からウズベクダンスを習いに来てると伝えたら、踊れと前に引っ張り出されました。

現地の方いわく、ダンサーや音楽隊の顔ぶれで 裕福なご家庭の結婚式なのではとのことでした。

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ダンスの演目はウズベクダンスは勿論、スペインや中東の踊りなど、多岐に渡ります。

22時頃、Dilnoza先生とメンバー達はパフォーマンスが終わり、式を途中で抜け 家路につきました。

会場はまだまだ盛り上がっておりましたが、(ウズの方はダンスが大好き!ダンスタイム)こちらは仕事ですし、翌日も朝から練習です。

数日後にはコンサートも控えており何ともハードで充実したダンサー生活です。


日本に比べたら活躍の場が多そうですが、国立舞踊団に所属しているダンサーでも別業種の副業をしていたりと、踊りだけで食べていける人ばかりではありません。

また宗教の面からも、女性が人前で踊るというのは 親御さんやご主人の理解を得にくい場合も多いです。

それぞれ難しい事情を抱えながらもプロのダンサーを続けている彼女たちに尊敬の念を頂きます。


現地の風習や、ダンサーの生活についても知りたかったので、機会を与えてくださり感謝です。


(④に続きます)

 
 
 

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